QUESTION:「体験×自尊心=?」

「体験×自尊心=?」とは?

体験×自尊心

「体験」→人生で起こるさまざまな出来事。

「自尊心」→人は、かならず自尊心を持ち合わせています。自分を肯定する気持ち、生きたい本能です。

人生ではどのような出来事が起こるのでしょうか?

まず、子供のころは、生活の基本的な動作を学びます。歯の磨き方や洋服の着方。朝起きることやトイレに行くこと。次第に、公園デビューしたり保育園に行くことで、同世代の子供や先生や他の親御さんと関わることを知ります。大きくなると、学校に行き、勉強やスポーツ、音楽や美術などで成績が付き、親元を離れて友達と遊ぶことも覚えます。そして、受験勉強や習い事・部活の大会やイベントなどを通して、挫折したり、成功したりを繰り返します。

そのように生活をしていく中で

  • いろいろな人から評価を受けること
  • 親に期待される又は罵倒されること
  • 自分自身が結果を出せないような挫折体験をすること

また

  • 人と話していてモヤッとすること
  • 人と話していて気分を害すること

さらには

  • 人から馬鹿にされること
  • 人から意地悪を受けること
  • 人に無理強いをされること

すべての物事において成功できる人はいませんから、何か心理的な問題があると自分で感じる時は、体験×自尊心からあるものが発生しています。

「体験×自尊心=反動的感情

反動的感情とは、「コンプレックス・劣等感・怒り・言い訳的心情・責任転嫁」の感情です。

これは、誰しもが経験していることだと断言して良いでしょう。

なぜなら、失敗をしたことがない人間はきっといないのです。

どんなにお金持ちでも、どんなに仕事で成功した人でもそのはずです。

世の中のあらゆることで1番を取れたり、すべてを思い通りにできる人はいなくて、成功している人はどれか一つ、得意なことで1番を取っているのでしょう。

反動的感情は、わるい連鎖を生む可能性が高いこと

どのような失敗をすると、人の自尊心は傷つくのでしょうか?

  • 所属欲求が満たされないとき(仲間からの低評価を受けること)
  • 人と比較して自分が不遇であると感じる環境
  • 人に悪口を言われて自信がなくなるとき

こういった嫌な状況からの反動的感情は、自分を守るための心理構造として本能的に備わっているものです。

心理学では、防衛機制と呼びます。(フロイトという有名な人が理論化したものです)

この反動的感情は、自分を守るためのものなのですが、実は無意識に他人を傷つけたり、他人が受け入れられないことをしてしまうことが多いものなのです。

これが、有名人の言動だとすぐにバッシングや誹謗中傷を浴びてしまいますが、こういった反動で無意識に言動することは人として、いたって普通のメカニズムであるわけです。

「体験×自尊心=反動的感情」☞ さらに「反動的感情×所属欲求×自己高揚動機=?」

反動的感情というのは、傷ついて慰めてもらいたい気持ちや言い訳したい気持ち、嫌だから知らないふりをしたい気持ちなどです。

ただ、見る人によっては、「言い訳している」「知らないふりをした」ということで、非常にあざとく不誠実に映ってしまったりもする行為です。

逆に、それに共感する人もいるでしょう。それは、同じ立場にいる似た感情を持ち合わせた人です。その人も、辛くて言い訳したかったなら大いに共感してくるでしょう。

そういった感情を持ちながら、人はさらにいろいろな欲求を持ち合わせています。

所属欲求

これは、生存のために社会から排除されたくない欲求です。

社会から排除されるような不安な環境には身を置きたくないという本能があります。

自己高揚動機

これは、自分が優秀であると思いたい欲求です。

自尊心や自己肯定感にも近いかもしれません。

自慢をする人は、この欲求が強く働いているでしょう。自分が高く評価されたいのに、評価されないという気持ちが表れています。

人の心理=言い訳をしたいけれども、周りに排除されたり、悪い評価をされては困る!ということが多いということになります。

「反動的感情×所属欲求×自己高揚動機=矛盾

自分の人生経験から反動的感情を抱いていて、他人と関わったときに「排除されない・悪い評価をされない」ために、「嘘をついたり、しらを切りとおしたり、力でねじ伏せる」というようなことが起こります。

特に、立場が上だったり、強い人がそれを知らず知らずのうちにしてしまっていることが多いでしょう。

それが、パワハラやモラハラに繋がっていると考えられます。

これらのことが、「うつ」や「毒親」の悩みを考える上で重要だと考えます。

「うつ」や「毒親」の悩み を解決できる方法とは?

「反動的感情」を解消する

問題の相手に正論をぶつけて喧嘩したり、自分自身が諦めてしまってはなにも解決しないでしょう。

そうすると、どんどん悪い方へ知らず知らずのうちに行ってしまうこともあります。

反動的感情(怒りやコンプレックス)から得た目標に向かって頑張ったら、とんでもないことになってしまうことさえあります。

まずは、問題のある相手と「距離を置きながら」、自分自身と相手の問題についてゆっくり少しずつ観察していきます。